「けっちゃんは208番だよね?」
いろんな宇宙カプセルに満ちる空間で,真紗子さんは俺に聞いた。
ここはあのイカの内部の一部で,つまりお客さま用のところであった。幼い頃に乗った航空機でいろんな椅子を満ちる機体と違って,航宇機の内部は椅子と代わりに宇宙カプセルだらけであった。
208番,俺は航宇券の末を見て,確かに208番と言う文字を載っていた。
ちなみに,真紗子さんの航宇券は209番って載っていた。
「そのようだ。」
「お姉さんは隣のカプセルにいるから,何があったら遠慮なく言ってね。」
「ああ,そうする,もし本当にとてつもなく何かがあったらな。」
「けっちゃんならどんなことだっていい…ちょっと,けっちゃんだら~」
俺は真紗子さんの言うことを無視して,自分のカプセルに入れた。
カプセルと言っても,実は結構広いな空間であった。形は大きいな筒であって,中には数々な遊楽設備や,男性用のトイレもあって,非常食すら幾つがあった。この設計なら,もし単独で宇宙に一週間くらい暮らしても大丈夫らしい。まあ,太陽光や酸素提供などの問題を除くならば。
俺は手荷物をカプセルに一番の奥に置くと,すぐその遊楽設備に手を伸ばした。中指で黒いキャップに入れた途端に,真っ白だったカプセルの内壁がすぐ真っ黒になって,次々に現れた名も知らないブランドを流した。終に,真っ黒な内壁は四つの選択が現れた。
「映画」、
「ゲーム」、
「睡眠」、
「音楽」。
俺はそんなに眠くないし,眠る気もしない。それに映画や音楽など眠れ易くことをやりたくないんだ。
「ゲーム」のスイッチをタッチした。
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ゲームね…僕もやりたいな。
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