一章：別れ，そして始まる＃１

　女は荷物を片付いていた。服、化粧品などの女の必要品は勿論，女が教科書と文房具さえ黄色な袋に塞いていた。そして，全部の荷物を片付いた後，女は男に言った。
　「もうこれ以上は無意味よ，離婚しょう。」
　「ああ，好きにしろ，僕だって君のことも我慢できない。」男は女を直視せず，厚く本を読みながら言葉を返した。
　「…もうあなたと口喧嘩したくないわ。私とけっちゃんはこの家から出るから，あなたは好きのように，存分にあんな馬鹿馬鹿しい研究をしなさい。」
　「ああ，言われなくでもそうするよ，君だってこの研究の大切さを知らないからそう言うだろう。」
　「もう研究研究聞きたくないの！」
　「ああ，でもけっちゃんはこの家から離れないよ。この地の法律によると，離婚した夫婦の子供がその性別により，同じの性別を持つ親の方が親権を帰属すること。だから，君は一人で行きなさい。」男はあの本からノードを取りながらいった。
　「もう！あなたって男は最低なんだ！」
　「ああ，どう言いでも構わないよ，早く行くんだ。研究の邪魔さ。」男は淡々に言った。
　「…もうわかったわ。やはりここで話すことは無理のかね。法廷で会いましょう，私，絶対にけっちゃんの親権を取り戻すからね！」
　女はこの言葉を言い捨て，家から去っていた。

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次回は主役のご登場です～